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+ '08年03月14日(FRI) ... ブッダという真理その17 +

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続きです。

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滅する――と聞いてセフィロスは大きくうねる螺旋の環が、引きちぎれて消えていくのを想像して身震いした。
セフィロスにずっと巣くっていた虚無が、種の滅亡という恐怖の前にさらさらと溶けてしまう。
虚無が去った後わき上がってきたのは――歓喜。
叩き付けられるように激しい歓喜が、セフィロスを包む。
――なんということだ!
この世界とはこんなにも広いのだ。
セフィロスが見聞きしているのは、ほんの一部分のみ。
人の世だけではない、様々な世界が層となって、現世が構築され ..


+ '08年03月13日(THU) ... ブッダという真理その17 +

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続きです。

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「王子よ――」
「人は虫ではない」
「牛でも豚でもない」
「果実でもなければ花でもない」
「それでも同じように生きて死ぬ」
「それは、何故だと思う?」
「――…それは、生きているからだ」
「どれも皆、生き物だからだ」
セフィロスの答えをクラウドは是とも否とも言わない。
「オレは非天だ」
「オレには人のような寿命はない」
「だが死ぬ。病ではなくとも、大きな傷を受ければ死ぬのだ」
「天部もそうだ。奴等にも死はある」
――解るか?王子。
「天―― ..


+ '08年03月12日(WED) ... ブッダという真理その16 +

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続きです。

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人でしかないセフィロスの負担を考慮しつつ、翌日からクラウドは定期的にセフィロスの夢に通うことにした。
釈迦族の王子であるセフィロスは、確かに高い教養を持っていたが、所詮自国から一歩たりとも足を踏み出した経験のない中での、それだけのこと。
知識は持っていても机上の空論でしかなく、実体験は不足している。
セフィロスは当然のようにクラウドに階級(ジャーティ)を問うた。
セフィロスの常識では、人は階級と生まれ(ヴアルナ)によって、生きていく全てが決まる。
僧侶(バラ ..


+ '08年03月11日(TUE) ... ブッダという真理その15 +

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続きです。

***
肩に置いた手に力がこもったのだろう。
クラウドが気を肩に逸らそうとしたのを、セフィロスは許さなかった。
「俺は足りぬと申すのだな」
いぶかしげに金色の眉が顰められる。
「俺はお前と話すのに、どこが足りぬのだ!」
「それは学べば足りるようになるのか」
――教えてくれ。
「何を学べば良いのだ」
「クラウド――俺は俺が足りぬものを、お前から学びたい」
「――王子…!?」
セフィロスのいきなりの言動に、クラウドはあからさまに怪訝な表情となった。
初めてク ..


+ '08年03月10日(MON) ... ブッダという真理その14 +

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金曜日からの続きです。

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ふと誰かが呼ぶ声がする――ような気がした。
セフィロスは目を開ける。
目はしっかりと開いたが、見渡せる空間にはまるで靄が掛かっているようだ。
はっきりとした形になるものは、何も見えない。
おまけに天と地と、つまり上下感覚が感じられないのだ。
今自分が立っている地面の感覚さえない。浮いているのか、それともどこかしっかりとした土地の上に立っているのか。
高い場所にいるのか。低い所にいるのか。
三半規管は狂っており、それすらも不明だ。
乳白色の靄 ..

びーこ 本日11時、叫び逃げの方>

仰るとおりです。貴女は正しい。
マゾってます。
明日はもっと(精神的に)マゾってます。
03/10(MON)16:12:47  [226-1971] [編集する] [削除する]


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