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'08年05月31日(SAT)
...
イラストUP
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12.jpg
B子さんの素敵お話の上にドンとすみません。
イラストを更新しました。
↓の「俺の父さん」を読んで
写真に写った二人を描きたくなりました。
クラウドより小さい英雄!!
みなさまのイメージを壊してしまわないといいですが・・・。
写真って何?のお嬢様は是非↓のお話へGOしてください。
▼拍手や♪やアンケートにコメント▼
毎回ありがたく拝見しては喜んでおります。
ありがとうございます。
前回のアンケートより数が増えていて、辺境サイトにも沢山の方が来てくだっているんだとありがたく思っています。
私信:B子さんへわたしにしてはアリエナイスピードで描きました。もしかしなくてもこの二人が大好きなのかもしれません(笑)
○サイトへはメモ絵の全体図を載せました。もしかしなくてもACのクラウドの服初めて描きました。どっか嘘だと思います。すみません。セフィロスはあえて黒は外してみました。
[2-1570]
△
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'08年05月30日(FRI)
...
俺のとうさんその3再投稿分
+
こんにちは、びーこです。
削除したものと同じのを再投稿いたします。
※※※
古い小さな家。これがセフィロスが養父と共に暮らしている家だ。
二階建てで一階にはリビングとキッチンとバストイレ。二階に三間、セフィロストクラウドそれぞれの部屋とクローゼットになっている場所と。
二人で暮らすには充分だが、それでも小さな家だ。だがここはセフィロスにとって最も大切なテリトリーである。
セフィロスはこの小さな家のリビングで待っていた。
時刻はもう日付変更線を越えてしまっている。でもクラウドは――まだ帰ってこない。
本日はなんでも屋の仕事はなかった筈。
だとすればきっとどこかで誰かと会っているのだろう。
クラウドはセフィロスが言うのもなんだが、あまり社交的な性格ではない。
警戒心も強い上に、なかなか心を許さないのだ。
こんな養父が会う相手など決まっている。
その相手を一人づつ脳裏に浮かべてしまい、心が怒りにとらわれてしまう。
いつもこうだ。これが自分という生き物の業なのか。
――クラウド…
どうして自分という存在は、当たり前のようにクラウドしか愛せないのだろうか。
クラウドしか――認められないのだろうか。
彼を中心に据えて、そうしてからやっとセフィロスの世界は滞りなく働くのだ。
彼が中心にいなければ、セフィロスにとって己を取り巻く全ては無意味になってしまう。
怒りと苛立たしさで波立つ心は、用意に押さえられはしない。
クラウドに関してはいつもこうだ。とにかく感情が激しくなりすぎる。
このまま放置して感情の激しくなるに任せてしまうと、どういう結果となるのか。
クラウドに関して、セフィロスは己を信用などしていない。
きっとこのまま感情の激しさが募れば、クラウドを探して走り回るのだろう。
なあにクラウドの行く先など見当はつく。
ティファの店だ。このままだとセフィロスはティファの店に乱入して破壊しつくすだろう。
そうなるのだと想像するのは甘美だ。クラウドに自分のところ以外の行き先を取り上げてしまう、そうなってしまえばクラウドはセフィロスの元にしか戻らなくなるのだ。
甘美な欲望はあまりにも魅惑的すぎて――
だが同時にセフィロスはわかりすぎていた。
例えそのようなことをしても、何も解決しないどころか、最悪クラウドと引き離されるかも知れないという現実を。
セフィロスは大きく深呼吸して、己の感情を抑える。
こういうときどのようにすれば一番効果的なのかはわかっていた。
セフィロスはゆっくりと眼差しをキッチンへと向ける。
――クラウドはいつも料理を作ってくれる。
決して手の込んだメニューではない。あくまでも男の料理だ。
だがクラウドの作ってくれた料理ほどセフィロスを満足させるものはない。
フッと無人のキッチンにクラウドの後ろ姿が輝いた。
背中をじっと見つめていると振り向いてくれて、彼はこういうのだ。
(もうちょっとだから待ってくれ)
(お腹空いたのか)
柔らかい表情。緩んだ口元。
セフィロスの眼差しはキッチンを離れて、二階への階段付近に至る。
セフィロスよりもやや小柄なクラウドだが、やはり彼は戦士だ。
背中、特に僧坊筋はよく発達している。腕にも筋肉がしっかりとついており、だからこそ彼はあれだけの大剣を存分に振るえるのだろう。
耳に甦るのはクラウドの足音だ。戦士らしい直線的な動き。バランスがよい。
セフィロスが想像したクラウドの後を追いかけて、二階へと上がった。
そしてそのままクラウドの部屋へと。
ここはこの家で一番クラウドの匂いが強い。
ほとんど私物のないがらんとした部屋。仕事に使っているデスクの周りだけが雑多だ。
セフィロスはそのままクラウドの匂いが更に濃い、ベッドへと辿り着く。
シンプルな木製のベッドは、セフィロスの部屋のと同じデザインだ。
男にしては細身のクラウドに当てはめると、やや大きめのベッド。
洗い晒しのシーツ。寒さに強いクラウドの使っている掛け布団は薄い。
以前どうして寒さに強いのか?と問うたことがあった。
その時クラウドは瞬間だけ視線をセフィロスからそらして、
(寒い場所で生まれ育ったんだ)
とだけ教えてくれた。
その後色々と聞きかじった会話を考えてみて、クラウドの故郷とあのティファの故郷が同じなのでは、と思い至ったのだ。つまり二人は子供時代からの知り合いで、幼なじみであったのだと。
――ティファ…あの女め。
苛立たしくなりベッドに転がった。
顔を押しつけた寝具からは、清潔な感触と洗っても抜けないクラウドの匂いが伝わってくる。
上半身だけクラウドのベッドに投げ出した格好で、セフィロスはデスクへと目をやった。
そこには二枚の写真が、それぞれ別の写真立てに入れられて飾ってあった。
一枚の写真にはクラウドとその他数名が〜腹立たしいことにティファも〜写っている。
この写真の中のクラウドはぎこちない表情だ。彼は写真が苦手なのだと後から知った。
その苦手なクラウドに頼み込んで撮ったのが、もう一枚の写真だ。
数年前のセフィロスとクラウドが並んで写っている。
当時のセフィロスはまだほんの少年の大きさしかなく、クラウドより小さい。
だが精一杯背筋を伸ばしてクラウドに寄り添う姿は、自分でもお気に入りなのだ。
そんなセフィロスの隣にいるクラウドの表情は柔らかい。
きれいで優しくて、それでいて深い。このクラウドの表情は共に暮らしているセフィロスでも滅多に見られないのだ。
だからこそこの一枚は貴重である。
――クラウド…早く帰ってきてくれ。
――俺の元に。
遠くでエンジン音がする。異常なセフィロスの聴覚が捕らえたのだ。
まだ遠い。聴覚が感知する範囲ぎりぎりだが、その音はだんだんとこちらに近づいてきているのは間違いない。
クラウド愛用のバイクのエンジン音ではない。これは四輪のものだ。
つまり誰かが車に乗ってこちらに向かってきているということになる。
セフィロスは素早く身体を起こすと滑らかな動作で階下に向かった。
こんな夜中に前触れもなく訪ねてくるなど――
――敵か…
敵という言葉が頭に浮かんで、反射的にクローゼットの奥で見つけた一振りの刀を思い出した。
あれならばどのような敵が来ようとも、負けることなどないだろう。
――いいや、あれは二度と触れない。
クラウドと約束をしたのだ。あの刀には二度と触れない、と。
刀の存在を頭から追い出すべく、セフィロスはやってくる相手が敵ではないという推論を組み立ててみた。
こんな郊外に特に自分の存在を隠すような行動もとらずに、真夜中堂々と車でやってきているのだ。
少しでもクラウドの実力を知っている者ならば、まるで「さあこれからあなたを襲いますよ」と大声でわめいているのと同じではないか。
――敵だとすればかなりお粗末な相手だな。
一階に下りたセフィロスは、それでも念のためだと用心にマテリアを持った。
クラウドの持つ雷のマスターマテリアだ。
マテリアを媒体とする魔法は、セフィロスが大きな魔力を有していると判明してすぐから、クラウドの手ほどきを受けている。
そうしてある程度魔力を放出してコントロールさせるのを覚えないと、魔力が暴走する危険性があるからだ。
雷のマテリアをバングルにはめて、じっと目を暗闇へと向ける。
普通ならば街灯さえないこの暗闇の中で、何かを判別するのはとても不可能だろう。
だがセフィロスは異常なのだ。縦に裂けた瞳孔がきゅっと細くなり、瞳自体が不思議な輝きを帯びていく。
そうやって捕らえた映像に、セフィロスの様子が変わった。
あの年代物の車は記憶にある。いつもクラウドの周りをちょろちょろしている赤毛の男のものだ。
そして漂ってくる匂い。酒とタバコと、その中に確かにあるあの匂いは。
――クラウドだ!
セフィロスは玄関のドアを開けて駆けだした。
――帰ってきたんだ。
セフィロスは迷わず走ってくる車の前に飛び出す。
キキーっ。激しいブレーキ音。
いきなり飛び出してきたセフィロスに、驚いたドライバーが急ブレーキを踏んだのだ。
かなり腕の良いドライバーなのだろう。音は派手だったが車は見事にセフィロスの前で停止する。
半回転スピンして停止した車の助手席にセフィロスは走り寄る。
ドアを開けると同時に、
「クラウド。お帰り」
だが返事はなく、助手席にシートベルトで固定されたクラウドは寝入っているようだ。
目尻までびっしりと生えそろった金色の睫毛は、これだけの騒動にも関わらずしっかりと閉じられている。
「しーっ」
「クラウドは眠ってるんだぞ、と」
「静かにするんだぞ、と」
運転席にいたのは車の所有者レノだ。
彼が何者であるのかはよく知らないが、どうやら古いなじみの一人であり、クラウドのなんでも屋の仕事にも関わっている人物のようだ。
「酒を飲んでいるのか?」
疑問系だが確信だ。酒臭い上に眠っているクラウドの身体はアルコールで体温が高くなっている。
「ああ、酔いつぶれちまってな、泊まっていけってティファが言ったんだがな、と…」
「どうしてもお前のトコに帰るって聞かなくて、俺が送ってきたんだぞ、と」
「そうか。クラウドは俺が面倒を見る」
セフィロスはシートベルトを外すと、力無く滑り落ちそうになる身体を軽々と抱え上げた。
その行動の端々からは強すぎるクラウドへの執着が滲み出ている。
――英雄さんはどこまでいっても英雄さんだな、と。
以前ちらりとだけお目にかかったことのあるデジャヴ。
英雄が狂う前、彼は一般兵でしかなかったクラウドに激しい執着を示していた。
人目もはばからなくなっていくその行動に、レノは危機感ではなくむしろ微笑ましさを感じていた者だが。
――昔と同じだな、と。
これでは、
――クラウドが悩むのも無理はないぞ、と。
あっさりと自分の感情を割り切ってしまえるような立ち回りの上手さがあれば、クラウドが過去と現在のセフィロスとのアンビバレンツで懊悩することもなかったのだろう。
簡単なことだ。どちらもセフィロスだから、の一言で全てを処理してしまえば良いのに。
――昔の英雄さんにも義理立てして、現在の息子にも義理立てして…
――愛されすぎるのが辛いってホントなんだな、と。
これが英雄と呼ばれた男の心を独り占めした代償なのだろうか。
クラウドをしっかりと抱えたセフィロスはそのまま家へと向かっていく。
その強固な背中は昔の英雄に勝るとも劣らない。つまりは同一だ。
「なあ、養子さんよぉ」
足を止めたセフィロスが心持ち顔だけをレノへと向けた。
「あんた、クラウドの息子で幸せかな、と」
「――…」
この場合の沈黙は肯定だ。
「じゃあ、あんたを息子にして育ててきたクラウドは幸せなのかなあ、と」
「お前――」
「何が言いたい」
感情と音量を抑えた声は、それでも腕にある養父を気遣っている。
クラウドが眠ったままセフィロスに抱きかかえられていて良かった。
そうでなければこの不穏な質問をした瞬間に、レノは攻撃を受けていただろう。
もっともレノもセフィロスが手出し出来ないとわかっていて、こんな質問をぶつけたのだが。
「いいや、別に――」
レノはティファ達のようにクラウドとセフィロスが離れてしまえば良いと考えているのではない。
――クラウドがいなくなったら英雄さん、また暴走するだろ。
というのが大きな理由なのだが。
「俺はただクラウドが幸せになれば良いと思ってるだけだぞ、と」
それだけ言うとレノはそそくさと車に乗り込んだ。
さすがはタークスという鮮やかなテクニックで車を発進させてしまう。
じゃあな、と後ろ手に手だけ振って。
車が小さくなるのを見送りながら、セフィロスはさっきのレノとのやりとりを思い出す。
「クラウドの幸せだと…――」
――当たり前だ。
――俺は絶対にクラウドと共に生きてやる。
そうしていれば俺もクラウドも自ずと幸せという形になるのだろう。
確たる根拠はないが、絶対にそうだとセフィロスは微塵の疑いもなく信じ切っているのだ。
だから
「クラウド――俺から逃げようなどとは考えるなよ」
寝入ったままでいる養父の、小さな額に口づけた。
※※※
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+
'08年05月26日(MON)
...
僕のおとうさん番外その2
+
びーこです。
どうやらY4は30万回転を越えたようです。
ありがとうございました。
これもこのような色気のないサイトに通ってきてくださいました、みなさまのおかげだと思っております。
これからもよろしくお願いいたします。
番外を読んでおとうさんに投票してくださった方もいらっしゃるようで、
とてもありがたいと思っています。
私はどちらもそれぞれ好きです。
かわいそうなツォン@おとうさん番外その2です。
肩の力を抜いて、いつものようにいろいろとスルーしてお読みください。
※※※
天気の良いうららかな午後。ツォンはルーファウスの注文品を受け取るべく、神羅系列のデパートにいた。
思えばそれが――不幸の始まりであった。
注文品を受け取ったツォンは待たせている車に乗り込むべく、早足でメインストリートを横断していた。
ここはミッドガルでもかなりにぎやかな通りだ。車も歩行者も多い。
人混みをぬうように進んでいると、右手後方から聞きたくもない声が聞こえてくるではないか。
「おい、大仏」
――いいや、これは私のことではない。
――この声は私の知っている声ではない。
「おい、ツタンカーメン。聞こえんのか」
――私の名はツォンだ。
――大仏でもツタンカーメンでもない。
「止まらんと正宗の錆にするぞ」
これには止まるしかない。
だれが正宗の錆になどなりたいものか。
しかも単に斬られるだけではないのだと、科研の研究者が話していた。
正宗は正真正銘のあやかしなのだと。殺した相手の魂を吸い取って、更に力をつけていく妖刀なのだと。
そんな妖怪めいた刀に斬られてたまるものか。
ぎぎぎ、と音がしそうなぎこちなさで、ツォンは声の方向を向くと、そこにはやはりあの英雄がいた。
セフィロス――神羅の英雄である。
その完璧な容姿は、欠点など万に一つすらも見あたらない。
私生活は神羅によって隠されており、神秘のベールに包まれている生き神…だと一般人や神羅に所属する多くの者達はそう言うだろう。
憧憬と賞賛を込めて。
だがそれはセフィロスという個性を示す一部分にも当たらない。
数少ないセフィロスのプライベートを知るツォンからしてみれば、彼は英雄などではなく、摩訶不思議でアンビリバボー、常識外の奇人変人であった。
その奇人変人がこんな人通りの多いところで何をしているのか。
英雄見たさに人だかりが出来ているではないか。
車もセフィロスを認めると速度を落とすか、もしくは路上に停止してしまっている。交通妨害も甚だしい。
ツォンはしくしく痛みだす胃を押さえつつ、英雄の周りを囲んでいる三重の人だかりをかいくぐって、セフィロスの前までやっと到着した。
そこはミッドガルでも大手である、電気機器量販店の真ん前。
セフィロスを囲む半径1メートルほどは、ぽっかりと空いたスペースが出来ている。
あまりにもなセフィロスの美貌と圧倒的な存在感に、誰も近づけないでいるのだ。
「やっと来たかワカメ」
ワカメとは、大仏やツタンカーメンとはエラい差がある。
いつまで経ってもまともに名前を呼んでもらえないツォンは、平常心を自らに言い聞かせつつセフィロスの前に立つと、
「何かご用でしょうか?」
そもそもツォンはタークスなのだ。
タークスとは一般人におおっぴらになれない役目が多い。
そうだと知っていながらもこうやって白昼人前で堂々と呼びつけてくるこの不作法さ…ツォンには到底理解不能だ。
まあこの英雄が何を考えているのかなど気にするのは、とうの昔に放棄していたが。
セフィロスは背筋をすっと伸ばし威風堂々とした様子で両腕を組むと、
「子供の成長は早い、――」
「良いか。時間の流れは止まってはくれないのだ」
「一分一秒が惜しい」
――ああ、彼のことだな…
現在進行形でセフィロスの頭の99%をしめる、英雄の愛おしい養子のことだ。
「俺は新しくデジタルカメラを購入しようと考えここに来たのだが――」
英雄はまるで困難なミッションを前にしたような難しい顔で、
「新機種は4種類ある」
「どれも一長一短。有り体に言ってしまえば、どれも大差ない気がする」
だが、
「肝心なのはどの機種ならばクラウドの賢さ、愛らしさ、素直さをありのままに記録することが出来るのか。この一点だけだ」
それが一番難しいのだ、とセフィロスは哲学者のよう。
「店員はあてにはならない」
「黒子、お前俺の言うとおりに動け」
今度は黒子だ。不愉快さを押さえつつツォンは忍耐をもってセフィロスに応じる。
何をどう説いても、この男には通用しないのだから。
「何をすれば良いのでしょうか」
「そこに立ってポーズをとれ」
「ここでですか!」
メインストリートのど真ん中。人だかりの興味津々な視線に晒されたままか!?
批判を込めるが、案の定セフィロスに通用するはずもなく。
「室外での撮影の出来を確かめたいのだ」
「そこに立って笑え」
「笑うのですか?」
「何度も言わせるな頭の悪い男だな。いいか、クラウドのようにきれいに笑ってみせろ」
「……」
あまりにも理不尽な要求に無言となるツォンなど、英雄は気にもとめず、
「きれいに凛としていて、その上に清潔感に溢れており、なによりも愛らしい――」
「お前ごときではそんなクラウドの役は無理だとわかっているが、この際だから贅沢はいえん。お前で我慢してやるからそんな笑顔を作ってみせろ」
と更に高いハードルを指定してくるのだ。
――私は少年ではないのに…
英雄の溺愛する養子でもなければ、十代の少年でもない。
確かにクラウドは透明感のあるきれいな男の子だ。部下達が天使だと言う気持ちもわかる。
わかるのだが……
戸惑いと屈辱にさいなまれるツォンの心中など、英雄には関係ないことなのだろう。
セフィロスは新機種のひとつを手に取ると、立ちつくすだけのツォンに向かって構える。
「さあ、笑え」
立派な理不尽たる命令であった。
タークスとは汚い裏の仕事もやる。ツォンも奇麗事では済まない仕事も数多く手がけてきた。
だがしかし、
――これもタークスの宿命なのか…
様々な思いを噛みしめつつ、ツォンはどうにか笑顔らしきものを作ろうとする。
強張っている上に、そもそも英雄が理想としている笑顔など、ツォンに出来る筈もなく。
セフィロスはすぐに駄目だしをする。
「駄目だ――これではクラウドの笑顔の足下にも及ばないではないか」
いや確かにツォンの笑顔は良くはないだろうが、そもそもスーツ姿の立派な大人を強引に捕まえて置いて、衆人環視の中、少年のように微笑めというのがむちゃくちゃなのだ。
もっともセフィロスは己の要求がむちゃくちゃだとは思いもよらないだろうが。
「もう一度だ。今度はポーズをつけて笑ってみろ」
セフィロスがポーズと指定してきたのは、ピースサインだった。
胃が痛む。目の奥がつーんとしてくる。
小刻みに震える手でピースサインを作りながら、自分は泣き出すのではないか、とツォンは覚悟した。
だがさすがはタークス主任。新機種全てをセフィロスが試してみるまで、ツォンはどうにか持ちこたえることに成功したのだ。
そしてセフィロスの結論は――
「やはりクラウドを連れてくるべきだな」
「お前ごときではクラウドの代用品にもならん」
冷たく素っ気なくこれだけを言い捨てると、セフィロスは背中を向けて無駄のない優雅な足取りで去っていく。
後に残されたのは、衆人環視の中でポーズを取らされたツォン(タークスの制服であるスーツ姿のただ者ではない男)と、一連のやりとりを見守っていた見物人たちのみ。
ツォンは言いしれぬ敗北感に襲われながらも、見物人達の突き刺さってくる視線を堪えていた。
――きっと前世が悪いのだ。
こんな目に巻き込まれるのも、セフィロスがまともに名前を呼んでくれないのも、部下達がかなり変わっているのも、直属の上司である御曹司がわがままなのも、きっと前世からの宿縁があるのだろう。
溢れそうになる涙を堪えつつ、痛む胃腸に手をやりながら、ツォンはスピリチュアルな世界へと踏み出そうとしていた。
※※※
[2-516]
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+
'08年05月23日(FRI)
...
僕のおとうさん番外
+
こんにちは、びーこです。
ふと思いついたので書きました。
笑って流せる方だけお読みください。
僕のおとうさん設定の番外です。
おとうさんも息子も名前のみの登場となります。
誤字脱字変換ミスはスルーしてください。
※※※
これはクラウドがミッドガルにやってくる少し前のお話。
神羅は企業だ。神羅カンパニーという巨大企業であり、すでにこの世界の実験を握っている。
さて巨大になればなるほど、トラブルはつきもの。
よって神羅は軍をもった。世界で一番巨大で最も強い私設軍隊である。
だがトラブルを解決するのには軍隊だけではとうてい充分ではない。
よって神羅はある部署を作った。神羅カンパニー総務部調査課という名称だけ聞いていれば何を職務とするのか定かではないこの部署は、いわば神羅の影を取り仕切っている。
通称タークス。特殊任務を取り仕切る精鋭部隊であった。
ツォンの前に、タークスの精鋭が並んで命令を待っている。
三人の男女達。一番目立つのは、なんといってもルードだろう。
2メートル近い巨体にスキンヘッドとサングラス。耳にはピアス。それもひとつやふたつではなく、左耳の耳朶に行儀良く連なっている。
目立つのはルードでも一番目を惹くのはレノに違いない。
ルードほどではないが細身の長身のスタイルは、粗野にならないぎりぎりのバランスで着くずしているスーツがよく似合う。
何よりその赤毛。燃えるように真っ赤、炎の色だ。
目立つ赤毛を緩く縛っているため、やる気や責任感のない、享楽主義者の典型にようにも見える。
だがよく見るとその顔立ちは非常に整っており、レノがこういう自堕落なスタイルを気取っていなければ、この美貌はもっと硬質なものとなっていたであろう。
そう、セフィロスのような。
残りが紅一点、イリーナだ。ブロンドを顎のラインで切りそろえ、背筋をまっすぐ伸ばして立つ様子は、タークスというよりも婦警さんだ。
タークスでの経歴は彼女が一番若い。
今回の指令を担当するのがこの三名。ツォンは部下達をゆっくりと見回すと、感情を排除したビジネスライクな口調で話しを始めた。
まず取り出したのは一枚の写真。
「彼の名はクラウド・ストライフ。10歳になった少年だ」
まずレノが写真を手に取り、次の瞬間自堕落なポーズが一気に崩れる。
そんなレノの手からルードを乗り越えて写真を取り上げたのがイリーナ。だが彼女も目を見開いて固まってしまった。
二人の同僚の態度に不信を覚えたルードは、力の抜けたイリーナの手からそっと写真を取り上げて、ショックを受ける。
――天使だ!
そこには天使がいた。
混じりけのない見事な金髪に抜けるような青い瞳。
肌はあくまでも透き通るように白く、はにかむように微笑んだ頬はバラ色。
髪型だけが少々難解であるものの、そこだけを除けばルードが幼い頃聞いた物語に登場する天使そのものだった。
半ば放心状態のレノもルード同様、写真の中にいるクラウドに天使を見いだしていた。
クラウドを目にした瞬間に甦ってきたのは、血筋は良いが育ちが悪かったレノの記憶にうっすらと残っているフレスコ画だ。
そう輝く金髪と青い瞳の天使が戯れている場面だった。
ドーム型の屋根に描かれていたフレスコ画は、少年だったレノには遠くて遠くて、首がおれるほど見上げたものだ。
――あの天使だ…
イリーナは「きゃー」と叫びたい欲求を抑えるのに必死だった。
――天使みたい!
背中に白い羽根をつけたら、どんなに似合うだろうか。
あのふっくらとしたバラ色の頬、突っついてみたらどんな感じなのか。
母性本能もヨコシマ本能も充分に刺激してくれる天使。
ヨコシマ本能が働いている分、三名の中でイリーナの立ち直りが一番早い。
ルードのごつい手から写真を取り上げると、上司に突きつけて、
「この子がどうしたんですか!」
悪名高きタークスは、いったいこの天使に何をしようとしているのか。
(許さない。こんな可愛い子が悪者な訳ないじゃないの)
ナイトメアからパル○エ王国を守らなくちゃ。ピン○ーキャッチュで変身よ。と有らぬ方向に考えが飛んでいるイリーナは、自分もタークスの一員であることも、ましてやタークスは正義の味方ではなく、あくまでも神羅カンパニーの利益の為だけに活動していることも忘れかけているのだろう。
だがこのイリーナの声にレノとルードも我に返る。
いろいろと脳内妄想に走るイリーナとは違い、男共の思考回路はいつも物騒だ。
「犯罪に巻き込まれているとか…」
ネガティブなルードの想像に、レノは鼻の頭に皺を寄せ、
「そんなの容赦しねえぞ、と」
こうなるとレノはまるきり悪人面だ。
冷酷殺人鬼とはきっとこんな目つきなのだろう。
だがレノの相棒ルードも悪人面では負けてはいない。
スキンヘッドの大男の全身から、物騒なオーラが立ち上ってくる。
こちらは無表情なだけに恐ろしい。
レノとルード。まるで阿吽像だ。
さしものツォンもいきなり変わった空気の剣呑さに慌てた。
どこかヒステリックなイリーナもおかしいが、もっとおかしいのはレノとルードだ。
容赦のない殺気がビシバシと当たってくるのに、内心ツォンは焦る。
昨年3分の1を切除した胃がシクシクと痛む。
嗚呼、哀しや中間管理職。部下は暴走気質だし。上司は世間知らずのアナーキーなわがままお坊ちゃんだし。
(やはりあの本を購入するべきだった…)
先日ネットショップで見つけたベストセラー本の第二段。
第一段の『織田信長に見るリーダー革命学』は、ツォン自身がどう考えても織田信長にはなれないので、購入しなかったのだ。
だが第二段は『徳川家康で学ぶリーダーのカリスマ』なのだ。
徳川家康の人生はつらつらと考えてみるに、ツォンとよく似ているのではないのか。
幼い頃より人質扱いを受け、耐えて耐えて堪え忍んだ家康は、部下にも上司にも恵まれない自分ともっとも共感出来る戦国武将だ。
(自宅に戻ったら絶対に購入しよう)
決心しつつツォンは上司の仮面を被り、指令を与える。
「彼は3歳の頃より戸籍上セフィロスの養子となっていた」
セフィロスの名前に暴走部下達が反応する前に、ツォンは早口で言葉を続ける。
「もっとも養子といえどもあくまでも戸籍だけのことだった」
「顔も合わせたこともなかったのだが、――」
「来月よりこの少年はミッドガルのセフィロスの元で暮らすことが決まったのだ」
ここまで息継ぎ全くなし。タバコを吸わないツォンの肺は、胃と違い健康なのだ。
ピキン。確かに凍り付いた空気にヒビが入った音を、ツォンは聴覚ではなく脳幹で聞いた。
(マズい……)
こんな窮地、徳川家康はどのようにしてしのぐのか。
(やはりあの本を購入しておくべきだった)
と激しく後悔するツォンは、マニュアル本マニアである。
スピリチュアルに転ばないだけマシなのだろうが。
もしツォンにスピリチュアルな能力があれば、前世診断をするよりも前に、部下三名からの負のオーラに卒倒していたであろう。
そのくらい三名は“セフィロス+クラウド少年”という方程式に怒っていたのだ。
秒針が三周を越えてから、
「…エリンギ……」
悪人面のレノが平坦な声でつぶやく。
エリンギ…?あのキノコのことか!????
とツォンが呆気にとられている間に、次はルードだ。
「糸こんにゃく…――」
糸こんにゃく???なんだそれは?
この阿吽像は何を言っているのか!?
「――あれは俺が治安維持部門にテロリストの情報を押さえに行った時のことだった…」
「英雄様がいたんだぞ、と」
レノはあの屈辱を忘れない。遠目では何度も見た神羅の英雄が、その場にいたのだ。
惚れ惚れするような長い足を組み、無感情にレノを睥睨していた。
内心焦りながらも、テロリストについての情報を得ていると、ぼそりと英雄がつぶやいたあの言葉。
(エリンギ――)
誰に向けられたのでもなく、レノに向けられたのだとは意味不明で信じられない。
無論意味不明だったのも信じられなかったのも、レノだけではなかった。その場にいた数名の者もどう反応して良いのか考えあぐねた挙げ句に、じっと英雄を窺うしかない。
(お前、そこのお前だ)
え!?俺かな、と。
(そうだお前だ。お前、エリンギに似ているな)
(だがエリンギは赤くはないから、俺はお前を赤エリンギと名付けてやろう)
いやいや。レノはおかしなあだ名が欲しいが為に、この治安維持部門までやってきたのではない。
第一、
――エリンギってなんだぞ、と?
根本的に意味がわからないレノを差し置いて、他の者達はエリンギなる意味がわかったようだ。
一斉に吹き出して笑いこける。
ゲラゲラと涙さえ流して笑う皆を放置しておいて、英雄は、
(赤エリンギ。またな)
とだけ言い捨ててとっとと行ってしまう。
その後すぐレノはエリンギがいかなるものかを知った。
ちなみに今でも治安維持部門でのレノをさす隠語として“赤エリンギ”は健在である。
「あのクソ英雄め!俺様をきのこ扱いしやがって」
「誰が初対面の相手をきのこ扱いするんだぞ、と」
レノのプライドは大いに傷つけられたのである。
吐き捨てるレノの後を相棒であるルードが重々しく続ける。
「まだいいじゃないか」
「俺など…ハゲは目障りだから糸こんにゃくを食えって言われたんだぞ」
しかも公衆の面前でだ。
あれは忘れもしない。副社長の護衛についた時のことだ。
ルーファウスとセフィロスは本社ビルで偶然出会った。
すれ違うついでの二人は全く友好的ではない挨拶を、ごく事務的に交わしていた。
その時に英雄はルーファウスの背後に控えているルードを見つめたのだ。
そしていきなり鞘に収まったままではあるが、あの正宗を突きつけてきて、
(お前に足りないのは糸こんにゃくだ)
(俺はハゲは目障りだ)
(糸こんにゃくでハゲを治せ)
唖然とした後、湧いてきた怒りは、ルーファウスの馬鹿笑いで更に加速された。
今でも思い出すと怒りで目の前がくらむ。
「俺は糸こんにゃくがなんであるのか知らなかったんだ…」
だからその時とっさに反応出来なかったのだ。
それに相手は神羅の英雄。こちらはしがないタークスの一員。
英雄様にどうやって逆らえるというのか。
ルードはその後糸こんにゃくおよび、こんにゃくについて詳細に調べた。だがどんな文献にもどんな料理本にも、糸こんにゃくが発毛を促進するとは書いていない。
そんなもん喰ってどうやってハゲが治るというのか。
それともカツラの代わりにかぶれとでも言うのか。
それに、
「俺はハゲではない。この頭は剃っているだけなんだー」
上司の前でルードは吠えた。
――ああ…
ツォンは頭を抱えてしまう。
それは何もレノとルードが英雄に受けた仕打ちを疑っているのではなく、
――やはりセフィロスには問題がありすぎる。
対人関係やコミュニケーションといったものが、セフィロスは破綻しているのだ。
文字通り破れてほころびきっていて、どうにも修正できないところまできている。
かくいうツォンとて、英雄にはどんな酷い目にあってきたことか。
――これでは指令が出せない…
セフィロスの元に引き取られるクラウド少年が、ミッドガルで円滑に生活していけるサポートを命令するつもりだったのだが…
頭を抱え込んだツォンはイリーナを盗み見た。
――イリーナ…お前も何か言われたのか。
セフィロスは相手の性別で手加減は加えない男だ。
戦いでも、毒舌でも。その破綻したコミュニケーション能力でも。
「先輩達はまだいいじゃないですか――」
私なんて、
「私なんて…踏んづけられたんですよ!」
あれはイリーナがタークス所属になってすぐのことだった。
イリーナはその日、初めて至近距離で英雄と遭遇するチャンスに恵まれたのだ。
――あれが英雄!セフィロスだわ。
ポスターや各種広報物で何度も目にしたことがある麗しい姿が、実物として自分の側を通り過ぎようとしているではないか。
――なんてキレイなのかしら。
美麗という形容がこれほどピッタリな男はいまい。いや、女でもここまでの完璧さはないだろう。
うっとりするイリーナはすでに夢見心地であった。
知らず知らずのうちに身体は動き、イリーナは英雄の進路に飛び出してしまったのだ。
そこは神羅本社ビルの廊下であった。廊下といっても狭い場所ではない。
いくらセフィロスの体格がいいからといえども、セフィロス一人が歩いただけで廊下がいっぱいになるはずもなく、イリーナが進路に出たとしても、セフィロスが避けるだけのスペースは充分にあったのに…
セフィロスは避けなかった。それどころか彼は、
「そのまま踏んだんですよ、――私を」
英雄はどんどん近づいてくる。美麗なアップにイリーナはうっとりして、気がついたらセフィロスの靴の裏が顔面に迫ってきていた。
まるで石ころか砂利のように、そのままセフィロスはイリーナの顔面を踏んで歩いていってしまったのだ。
足も止めず。それどころかセフィロスはイリーナを踏んだことにすら気がついていなかったのだ。
無視ではない。それ以下のこと、つまりはセフィロスにとってイリーナなど感知するほどのモノではなかったのだ
イリーナの足と顔面にセフィロスの靴痕が残り、数日間消えなかったのには、涙もでない。
「踏まれたんですよ…」
「年頃の女の子を足蹴にしたんですよ」
「謝るどころか、気がつきもしないなんて」
私ってちょっとイケてる!と自負していたイリーナにとって、これは大ショックであった。
――あ〜あ。神羅の内にも外にも敵を作って。
――しかも敵を作ったという自覚もいっさいなくて。
あの英雄様はいったい何を考えているのか。
(何も考えてなどいないのだろうな…)
とにかく、とツォンは上司の仮面を被りなおして、
「命令だ」
「セフィロスと同居することに決まったクラウド君が、ミッドガルで不自由のないように暮らすサポートを君たちにしてもらいたい」
言い切ってからどんな反論や不満がやってくるかとツォンは身構えた。
が、レノ、ルード、イリーナの三名は身動きさえしない。
そしてしばらくたってから、
「ききき」
「けけけ」
「かかか」
不穏な呪いの笑い声が三名から漏れた。
――え!?狂った??
身体が引けてしまったツォンの前で三名は不吉な笑顔を浮かべ、
「それならば簡単だぞ、と」
「そうですよ〜、主任」
軽い物言いの割にはドス黒いオーラが見えるのは、決してツォンの思いこみではない。
その証拠にルードはボソリと、
「英雄などいなければいい」
――はぁ!?
「そうですよ〜、先輩の言うとおりですよぉ」
「セフィロスなんかと同居したらそれだけでクラウド君は可哀想ですよぉ」
だから、
「同居するのを阻めば良いんですよぉ」
それは本末転倒どころか、命令の主旨がすり替わってしまっているではないか。
「おいっ」
焦るツォンをきれいに無視して、タークスの精鋭三名はセフィロス抹殺計画に本気だ。
「天使ちゃんを困らせる英雄はいらないぞ、と」
「手始めにミッションの妨害からやってみよう」
英雄と呼ばれている男だ。そんじょそこらの妨害工作で死ぬことはないだろうが、それでもミッドガルへの帰還を遅らせるくらいは可能であろう。
神羅関係者としては見過ごせない危険な計画を、嬉々として練り上げる部下を目の前に、ツォンは己の不幸を痛感するしかない。
――金のひょうたんキーホルダー…
そうだ。ビッグ○ゥモロウの裏表紙に通販の案内があったではないか。
幸運を呼ぶ金色のひょうたんキーホルダー。
風水でも黄色は幸運を呼ぶと言うしな。
――そういえば、この子も黄色い髪をしている。
写真で笑っている少年にツォンは祈る。
――どうか幸せに。英雄を見放さないでくれますように。
タークス精鋭三名の計画は失敗に終わり、クラウドはセフィロスと同居するようになった。
奇跡的なことに、ツォンの祈りは叶えられたのだ。
養子となったクラウドと養父セフィロスとの仲は円満。
だがそれでも英雄に関するツォンの悩みに終わりがないのは、きっとこれがツォンの運命なのだろう。
※※※
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+
'08年05月21日(WED)
...
ブッタという真理最終話まで更新
+
10.jpg
更新しました。
これにてブッタは終了です。
「俺の父さん」人気ですね。
でも僕のお父さんも捨てがたいです。
ラクガキはお父さんです。
眼鏡属性を追加してみました。
お父さんも頑張れ!
アンケートありがとうございます。
コメントも嬉しいv
拍手も♪もありがとうございます。
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