ブッダという真理その4
'08/02/25 (MON)
土日とお休みをいただきました。 続きです。
*** 大梵天ルーファウスは冴えた一瞥を対に投げかけると、話を進める。 ザックスとじゃれている場合ではないのだ。 「ザックス――私がお前の白象の姿を借りた時のことを覚えているか?」 神王には鳥獣が僕としてついている。 大梵天ルーファウスは四羽の鵞鳥。 帝釈天ザックスは白象であった。 ザックスは文字通り首を捻りしばしの間考える。 やがて思い当たったのだろう。 「あの時か!」 「人間界の女に送った時のことだろう」 「そうだ―― ..
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