五星落涙

FSS シリーズ




――いいや。ソルジャーはまだ理論上だけのものだったはず。
実用化されるなど有り得ない。
――だが…現に目の前にいるではないか。
騎士には劣る。だが、人間以上の存在。
それにあのマテリア。何よりの証拠。
様々な考えに囚われそうになるセフィロスの目の前で、敵は鞘に填っているマテリアに手を翳し、ぶつぶつと何事かを呟きだす。
――呪文の詠唱か!
本来ならばダイバーしか扱えない“魔法”を、ダイバー以外の者でも引き出せるようにさせる為の儀式。
こうなるとセフィロスの攻撃に躊躇はなくなる。
正宗の刃を向け、セフィロスは瞬きひとつにも満たない高速で動く。
そしてまず、マテリアが鞘に填っている実剣を持っている左手を、一閃で肩関節から切り捨てる。
「あガあああァァ」
次の瞬間、黒いグローブをつけた右手で、敵の喉を潰した。
これで呪文の詠唱は出来なくなる。
――そうか。これが騎士行方不明の理由か。
戦闘能力だけならば、疑似騎士ソルジャーよりも騎士の方が数段上だ。
だがマテリアを使った魔法があるとすれば、話は変わる。
時速180キロのスピードのまま無防備に突進したとして、そこに炎でも氷でも電撃でも、魔法をまともにくらったとしたら、スピードの分だけダメージは絶大となってしまう。
ソルジャーについての知識があるセフィロスだったからこそ、容易く対応できたが、ダイバーでないと気を許して戦っていたとして、魔法を受け、そこを捉えられたとすれば――
ここでセフィロスはハッと気づく。
クラウドの足下に二人。
セフィロスが二人。
敵は5名いたはずだ。とすれば、残りのあと一人は…
(敵は騎士を狙っているのだ)
「クラウドっ!」
喉も張り裂けよと、セフィロスは愛しい騎士の名を叫ぶ。

「クラウドっ!」
二人目の敵も倒したセフィロスが、急に叫んだ。
クラウドは叫ばれる自分の名の中に、警告を覚え、感覚を四方に走らせる。
フッと頭上から熱を感じた。
大きな熱だ。
――チっ。
首をめぐらせた先には、不思議な色味の石を掲げている敵の姿があった。
石は内側から蠢くように輝く。そこから火炎が生まれた。
「ファイラ」
声と共に炎はクラウドへと襲いかかってくる。
あっという間に、クラウドの姿は炎へと呑み込まれてしまった。

炎がマテリアを中心に発生し、襲いかかっていく。
愛する人の金のシルエットが、炎に呑み込まれていくのをセフィロスは直視してしまった。「クラウドーっ!」
殺してやる。
殺してやる。殺してやる。
――俺からクラウドを取り上げる者は、殺してやる。
あれしきのことで騎士であるクラウドが死ぬとは思わないが、あの愛しいマスターが傷つくだなんて。
しかもセフィロスの目の前で。
クラウドは敵がソルジャーとは知らなかった。そもそもソルジャーという存在を知らなかったのだ。
セフィロスはいち早く、クラウドに警告して、正しい知識を伝えるべきだったのだ。
セフィロスが一番に大切にしなければならないのは、クラウドだというのに。
焼けこげた金髪を想像するだけで、血が凍り付く。
額のクリスタルが点滅を始める。セフィロスの精神の揺れを訴えているのだ。
セフィロスの視界が怒りで染まった。


と、不意に炎がかき消えた。
――クラウド!?
貧弱に萎んでいく炎が燃えていた場所から現れたのは、金髪に一筋の焦げさえないクラウドだ。
彼は恨めしそうにまとわりつく残りの炎を、軽く手を振って押さえてしまう。
――そうか!
クラウドはただの騎士ではない。
彼は騎士でもありダイバーでもあるバイアなのだ。クラウドの魔法の力は利かない。
「クラウドっ」
駆け寄ってくるセフィロスに、クラウドは少し意地の悪い笑みで応じる。
そして身振りで、セフィロスが側に来るのを止めた。
自分に炎の魔法を浴びせた最後の敵に向かい合う。
「騎士が簡単にヤラれた理由がこれで解ったな」
「お前――騎士ではない。もちろんダイバーでもない。それなのに魔法を使うとは…何者だ?」
「何の目的で騎士を攫う?」
「………」
クラウドの問いに男は答えられない。
まさか自分の魔法が消されてしまうとは、思いもしなかったのだろう。
敵の異常な驚愕ぶりに、クラウドは首を傾げて考えを巡らして、すぐに思い当たる。
「ああ、オレはバイアなんだ」
バイアに会うのは初めてなのか?
「だからオレに魔法の類は効果がない」
たいていの魔法はクラウドの魔力で相殺されてしまうのだ。だから余程強い上位魔法でない限り、クラウドがまともにダメージを受けることはない。
質問に答えようとしない敵に、クラウドもそれ以上求めない。
彼はこれまでと同じく、両肩両足を砕くと喉も潰しておいた。
敵が持っていた不思議な色合いの石を手に取ると、じっくりと観察をする。
クラウドに与えられた仕事のひとつ、騎士失踪の原因はこれで突き止めることが出来た。
後は失踪した騎士達の行方だが――
音もなくセフィロスが近づいてくる。
「クラウド――」
「俺は、その男達の正体に心当たりがある」
「コイツらを知っているのか?」
セフィロスはクラウドの手にある石を食い入るように見つめている。
まだセフィロスを娶ってから日が浅く、この美麗なファティマのことを知り尽くしているとは言えないものの、それでも今のセフィロスはおかしかった。
動揺しすぎている。
「まあ、詳しい話は後にしよう」
まずは、
「バレットに連絡だ。そしてコイツらをどうするのか、エアリスと相談しよう」
血の気など感じさせない蒼白なままの面もちで、それでもセフィロスはマスターの命令に従った。

バレット懇意の工場に男共を運び込んでから、クラウドはエアリスと連絡をとった。
驚いていたエアリスだが、すぐに男達の身柄を引き受けると言ってくれた。
エアリスの言葉はスムーズに実行される。
一時間もしないうちに、見てくれは一般人のようだが、明らかに軍人であろう一団がやってきて、瀕死の男達をどこかへと連れていってしまう。
それを見送ってから、二人は宿へととって返し、そうやってやっと二人きりとなったのだ。

軽くシャワーを浴びたクラウドは、上半身裸のまま濡れた髪を乱暴に拭いている。
目の前にあるテーブルからあの不思議な石を手に取った。
見れば見るほど不思議な石だ。
こうやって手に取った感触。重み。色味や光にかざした時の輝きも変わっている。
それだけでも普通の石ではないのだが、さっきからずっとクラウドが気になっているのは、
――声がする…
ような気がすること。
誰かがクラウドを呼んでいる声が、この石から聞こえるような気がしてならない。
石を掌に乗せ、感覚を集中させようとしていると、声が割って入ってくる。こうしてやってくるのは予測済みの声。
「それはマテリアと言う」
むしろ静かにセフィロスはクラウドの背後に現れた。
まだ服も着替えていないらしい。さっきと同じファティマスーツのままだ。
深い陰鬱な影でさえ、この美麗なファティマにとっては、美貌のスパイスらしい。
重苦しく伏せられた眼差しでさえ、宝石のようだ。
そろそろこの美貌に見慣れてきたクラウドでさえ、立ち上る憂いに思わず息を呑んでしまう。
そしてその薄い肉を感じさせない唇から漏れた言葉、マテリア――もちろん初めて耳にする音だ。
クラウドが疑問を投げるよりも先に、セフィロスは言葉を続けた。
「マテリアは星の命脈、ライフストリームが結晶化して出来たもの」
「そしてマテリアは優秀な媒介でもある」
「媒介?」
そうだ。
「マテリアは魔法を引き出すことが出来るのだ」
「ダイバーでない普通の人間でも、訓練すればマテリアを用いることによって、魔法を操れるようになる」
「誰でも、ダイバーとなれると言うことか?」
「生まれ持つ向き不向きもある。ハードな訓練も必要とするが、まあそんなところだ」
不機嫌さをますます色濃くしながら、セフィロスはむしろ口調は素っ気なく続ける。
「あやつらは、戦士、ソルジャーだ」
騎士ほどではないが、人間以上の能力で襲いかかってきた敵達。
そして、魔法まで使っていた。
「あれはソルジャーと言うのか…騎士の亜種のようなものなのか?」
「騎士などではない!」
断じて、あれは騎士などではない。
「人工的に騎士を作ろうとした挙げ句に出来てしまった、騎士の失敗作のようなものだ」
人工的に、ということは。
「薬物か?」
「いや、違う。薬物などではない――」
薬物よりも恐ろしいもの。
「人を魔晄漬けにするんだ」
「魔晄と言えば――神羅が開発したエネルギーのことか!」
そうだ。とセフィロスは重々しく頷く。
「魔晄は単純なエネルギー源ではない」
神羅はそこに目をつけた。
「防護なしに人を長時間魔晄に晒すと、ほとんどは狂う――」
狂う確率は9割5分以上。正真正銘の“ほとんど”だ。
「だが稀に狂わない人間もいる」
「その人間は魔晄の作用によって、騎士ほどではないにしろ、人間以上の能力を得ているのだ」
それがすなわち、ソルジャー。


話し終えたセフィロスに、クラウドの蒼い眼差しが向けられる。
ひたりと向けられ、その目映さにセフィロスは戦慄を禁じ得ない。
「セフィロス――」
「どうしてそのことを、お前が知っているんだ?」
向けられて当然の疑問だ。
セフィロスは苦々しさのあまり、思わず顔を背けようとするが、クラウドが優しく逃げるのを許さない。
彼は俯こうとしたセフィロスの頬に、そっと手を置いたのだ。
無駄のない肉の薄い頬を、クラウドの手がそっと包み込む。
あくまでも幼子にするかのような優しい動きであったが、セフィロスにとってはどんな箴言よりも覿面であった。
たまらず、セフィロスは長い腕を伸ばして、クラウドを包み込むように抱きしめる。
シャワーの後の、まだ上気した肌。水が弾ける弾力。
騎士らしくしっかりと鍛えられているが、クラウドの持つラインはどこか伸びやかですんなりと幼いままだ。
クラウドの持つ美しさは天然のもの。
人などでは出来ない、創造主が愛おしんで生み出した。それがクラウドなのだ。
自分がどれだけこのマスターを請うているのか、セフィロスは泣き出したくなってしまう。
「俺は、普通のファティマではない」
「…そうだな」
そのことは、セフィロスを娶ったクラウドにもすでに解っていることだ。
「ファティマは100%人工DNAが元となり作られるが――」
「俺はその元の段階が違うのだ」
セフィロスはクラウドの金髪に鼻先を埋める。
まだ少し濡れている金髪。髪に含まれている水分を口づけて吸い取った。
「俺は――神羅が魔晄採掘の時偶然発見した…」
――クラウド。どうか…
「魔晄の海で眠っていた、人外異種生命体のDNAを元に作られたのだ」
――どうか、俺を嫌わないでくれ。
「その人外異種生命体は現在も神羅の研究室にあって、宝条博士が管理している」
「宝条は、人外異種生命体を様々な実験に用いている。ソルジャーもその実験のひとつから派生したものだ」
「もちろん、俺も――宝条の実験サンプルのひとつとして、生み出された」
「ソルジャーという人工騎士を作り上げる理論の基礎とされたのだ」
人でもない。
だが普通のファティマでもない。
人工生命体であっても、実はそれだけでもない。
人ではない人外の、しかもこの星団には有り得ない異種の、そんな化け物のDNAから自分が成り立っているのを、セフィロスはこれまではそれについてどうとも感じてはいなかった。
実験のサンプルになるのも、何も感じなかった――ただし、クラウドに会うまでは。
ただのファティマならば良かった。
騎士とファティマならば、似合いの一対として公にも認められる。
騎士とファティマは特別なのだ。同性だからといえども、公私ともに渡るパートナーとして正式に認知される。
どこに行っても恥じることはない。
だがどうだ。自分がファティマの皮を被った人外異種生命体だと知られれば、クラウドはどう思うだろうか。
嘲られるのも罵られるのも、恐れられるのも嫌われるのも――耐えて見せよう。
だが、クラウドの側にいられないのだとしたら――どうなる?
一番恐ろしいのは絶望という虚無だ。
どこまでも空っぽの果てのない深淵を、ただひとりで覗き込むこと。


こうして抱きしめられていれば、ダイバーパワーなどなくとも、セフィロスの心中など手に取るように伝わってくる。
クラウドは内心、苦笑した。
セフィロスは本当におかしなファティマだ。
それに、
――けっこうロマンチストなんだな。
彼はそれだけ潔癖な魂を持っているということなのだろう。
残念ながらクラウドはリアリストだ。
生まれはどうであれ、彼がファティマであるというのに代わりがなければそれで良い。
濡れたままの髪に唇をあて、水気を吸っているセフィロスは、やはり赤ん坊のようだ。
そんなセフィロスを突き放せるほど、クラウドは残酷な騎士ではない。
「セフィロス――」
「キスしようか」
こういってから笑いがこみ上げてきた。
――なんてことだ。
――男のファティマをベッドに誘うなんて。
迷いながら、戸惑いながら、それでも落ちてきたセフィロスのキスはぎこちなかった。
初対面の時はあんなに濃厚なのを勝手にしかけてきたくせに。
そんな身勝手さは、むしろ可愛らしいもの。
「もう一度――」
ぎこちないのは心の戸惑いの現れなのだろう。
クラウドは恐る恐る重なってきた唇に、自ら舌を忍ばせてやった。
唇が離れると自然とため息が零れる。
鼻先と鼻先とを摺り合わせ、セフィロスの眼差しを観察した。
翠の瞳は欲望に濡れようとしている。
「セフィロス――」
「次のキスは身体にしてくれ」
「身体の、どこにだ…」
この美麗なファティマの掠れた声。
「全部。どこでも。お前のしたいところに」
セフィロスの手を引きながら、ベッドに倒れ込む。
清潔なシーツの匂いがした。
のし掛かってくるセフィロスの銀髪が、視界いっぱいに広がっていく。
――まるでおとぎ話のようだな。
セフィロスとの最初のセックスは、性行為というよりも、幻のままで進んでいく。
体内にセフィロスが挿ってきた時も、痛みとか快感とかよりも、全てが淡い幻の中での行為だった。
たったひとつ、自分が身体ごとで愛されているのだけは、確かなことだと感じられる。
きっとセフィロスも同じ想いを感じているのだろう。
それが今は一番必要だった。


数時間後、気怠いまま目覚めたクラウドの前にいたのは、やはりセフィロスだった。
彼はこの世の苦しみを全て背負ったような、沈痛な面もちでじっとクラウドの側にいる。
「…なんて顔してんだ。きれいなのに台無しだぞ」
伸ばした手は、すぐに握られた。
「怒ってないのか…?」
怒る?
「どうして?なぜオレが怒るんだ?」
「オレから誘ったんだぞ」
「そうだな…――クラウドから、誘ってくれたんだったな」
セフィロスの美麗な顔が破顔する。泣き笑いのような表情はファティマらしくないが、クラウドは存分に気に入った。
「ありがとう、クラウド」
「バカ!礼なんか言うことじゃないだろ」
「いや、是非礼は言わせてくれ――」
――とても、素晴らしかった。
真摯にこう訴えられ、恥ずかしく思わない神経の人間は、いや、騎士もいないだろう。
クラウドはものの見事に赤面し、言葉をすっかりと失ってしまう。
何か言い返そうとは思うものの、恥ずかしすぎて何も出てこない。
そもそもボキャブラリーが豊富な方でも、ましてや口が立つのでもないのだ。
おまけに色事はもとより不得意ときている。しかも相手はセフィロス。
クラウドは早々に白旗を揚げることにした。
「もっと大変なモンかと思ってたけど、案外受け身のセックスもなんとかなるもんだな」
色気も何もないが、これが素直な本音だ。
恥ずかしいからこのくらいにしておきたいのに、セフィロスはやはり許さない。
握っているクラウドの指先を、さも愛おしそうに口づけしながら、
「また求めても良いか?」
「――!」
だから――そんな恥ずかしいことは言うなよ。とか。
予定にたてておくようなものじゃないだろう。とか。
言わないと解らないのか。察しろ。とか。
様々な思考が渦巻いて、クラウドはみっともなく口をパクパクとさせてしまう。
だがそれも――真剣すぎるセフィロスの、いつもと同じような美麗なくせに、どこか情けない表情を前にすると、やっぱり白旗を揚げるしかなくて。
「――いいよ」
「毎回応じられるかはわからないが…」
「オレもお前とのセックスは、良かったと思う」
セフィロスの目元が緩む。
本当に優しい、零れるような笑顔に、クラウドは自然にそっと目を閉じてしまった。
セフィロスとの距離がすぐに近づき、もう何度目か数え切れないキスがやってくる。
キスはどんどんと深くなり、その深さに比例してセフィロスの身体が乗り上がってきて、ファティマの手がまだ裸のクラウドの肌をまさぐり始めた。
すっかりイイ気持ちになりかかっている所に、無粋な電子音がつんざく。
セフィロスは当然のように無視しようとしたが、残念ながら彼の愛しいマスターは真面目で勤勉なのだ。
「セフィロス!ストップ」
まるで躾を受けている犬のように言われてしまうと、さっきまであったとろけるような雰囲気は、あっという間にかき消えてしまった。
どうやら――クラウドは淡泊な質らしい。
セフィロスは渋々ながら手を止めたが、それでもクラウドの側からは離れない。
愛するマスターもそこまでは咎めなかった。
ずっとひっきりなしに鳴っている電子音に応じる。
『――すまねぇ。俺だ。眠ってたか?』
クラウドの想像通り、バレットからの通信だ。
彼なりに気を利かせているのか、モニターは切ってある。
「いや。なんだ?」
『エアリスからの通信だ。お前さんらの宿がわからなくて、コッチに繋がってきたんだ』
「ああ、悪かったな――繋いでくれ」
繋がるまでの僅かの時間、クラウドは自分の身体から離れようとしないセフィロスに振り返り、
「ソルジャーの話、エアリスにしてくれるな」
ソルジャーの話をするとなれば、セフィロスの話にも及ぶだろう。
だがそれでも、セフィロスがクラウドのファティマで有り続けるのならば、隠しておけない事。
クラウドはその決意をセフィロスに確認しているのだ。
はっきりとクラウドの意図を理解したセフィロスは、
「ああ――もちろんだ」
はっきりと応えながら、目の前にある愛しいマスターの背中に唇を寄せ、強く吸い付いた。
右の肩胛骨の下辺りに、淡い薔薇色の鬱血痕が生まれる。
光を弾くような滑らかな白い肌の上についた証は、クラウドを愛するというセフィロスの誓いであった。

 

END


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